【第十二夜】黒岩航紀サロンコンサート-Piano&Violin-

黒岩航紀の多彩な音色、岸本萌乃加の豊かな想像力と繊細さの融合

10/25のこけら落とし【第十二夜】は2度目の登場となるピアニスト黒岩航紀さん。

(サロンか設立される前のプレコンサートをあわせると3回目ですね!いつもありがとうございます!)

そしてゲスト出演にヴァイオリニスト岸本萌々加さんでした。 (岸本さんはつい先日に行われた第86回日本音楽コンクールのヴァイオリン部門で3位入賞されたばかりでございました!)

さて今回は、黒岩さんのピアノソロでは普段の黒岩さんの選曲とはガラリと印象の異なるプログラムに、開演前から楽しみでした。

<プログラム>  バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第1番 ハ長調 BWV846 シューベルト:即興曲集より 第4番 へ短調 D935/Op.142 ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」 スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.87/L.33 フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調

ハ長調のどこか落ち着く清潔感溢れるバッハの音楽からはじまり、

シューベルトの即興曲第4番の前に黒岩さんが曲に対する思いやイメージを解説をしてくださいました。 "この曲はシューベルトの曲のなかではシューベルトっぽくなく、おもしろい要素が入っている。 当時は今でいうロックのようなイメージで作曲された曲だった。" と、

なるほど…!

シューベルトの即興曲は4曲ありますが、それぞれ個性を持った作品ですが とりわけ今回演奏された第4番はおどけてからかうような(?!)遊びのある曲調が印象的なのですが、その謎がとけたようでした。 黒岩さんのコンサートはこういったトークや解説がわかりやすく、より音楽を深く楽しむことができることも魅力の一つといえます!

ベートーヴェンのテンペストでは、決して情緒過多な演奏には陥らず絶妙なバランス感覚を持った演奏に、もっと彼のベートヴェンを聴いてみたいという気持ちになりました。

後半はスカルラッティのソナタのからフランクのソナタに入るところがこれまた印象的。 まるで何かを思い出すかのように、美しく詩的な旋律に導かれ、 ヴァイオリンとピアノの掛け合いにどんどん魅き込まれて行きます。

岸本さんのヴァイオリンと黒岩さんのピアノでの音楽の語らいに、まるで協奏曲を聴いたあとのような満足感が…! 「そうか、生演奏では"音楽は語らい"が楽しみのポイントなのか」 そんな発見があったコンサートとなりました。

まさに音楽で語り合う、充実のプログラムで贅沢なひととき。 美竹さろんでは、さまざまな語らい(=コミュニケーション)をこれからも大切にしていきたいと思います。

Sayaka.

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<渋谷>美竹清花さろんは2017年5月にオープンした新しいクラシック音楽サロンです。

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