【第十四夜】樋口一朗&守永由香サロンコンサート

2016年10月30日。第85回 日本音楽コンクールピアノ部門 本選会での衝撃!

前回は今年の日本音楽コンクールで第2位、聴衆賞、そして三宅賞も受賞された鐵百合奈さんが登場しました!

そして今回は・・・

昨年の日本音楽コンクールで第1位の樋口一朗さん、そして入選の守永由香さんによるジョイントコンサートでした!!

1年前の感動が蘇りますね。

「弾き手によって変わるピアノの音色の違い、おもしろさを発見できるようなコンサートにしたい」 ――

そんな想いを今回のジョイントコンサートというかたちに、お二人で企画を考えてくださいました。

美竹さろんでは、音楽家さんが本当にやりたいことを本気でできるサロンを目指しています。

なぜなら、本当にやりたいことでなければ本気になれないからです。

音楽家さん自身が選択し、これだ!と決め、本気で演奏する。

聴衆に伝わるものも変わってくると思うのです。

もちろん全てがうまくいくわけではないかもしれませんが、このコンセプトを軸に置くことに後悔はありません。

プログラムノートも毎回演奏家さん自身に書いていただいております。

私たち聴衆は、演奏者がどんな想いで曲に向き合っているのか…そこに興味関心があるからです。

なのでプログラムノートに文字数の指定もスタイルの指定もなーーんにもありません!笑

今回はそんな自由帳のようなプログラムノートに

お二人より、挨拶文もいただきました。

====================   *ご挨拶* 本日はお忙しい中お越しくださいましてありがとうございます。 私達は桐朋学園大学の同級生で同じ先生のもと勉強しており、この度は美竹清花さろんさんにて2人でコンサートが開催できること、とても幸せです。 本日のプログラムは古典派から近現代までの様々な作品を通して私達それぞれの個性をお楽しみ頂ければと思っております。心を込めて演奏致します。 樋口一朗 守永由香 ==================== 誠実に、そして丁寧に、今回のコンサートに取り組んでくださったご様子がわかりますね! プログラムノートは演奏家さんの個性が出るから面白いです。

非常に技巧的な曲、難曲ばかりのプログラムでしたが さすがお二人、 エネルギッシュに、そして巧みな演奏技術などが精緻に描かれていくようでした。

◾️プログラム モーツァルト :アレグレットによる12の変奏曲 変ロ長調 K.500(樋口) ハイドン:ソナタ 第31番 変イ長調 Hob.ⅩⅥ-46(守永) ショパン:即興曲 第3番 変ト長調 作品51(樋口) ショパン:ポロネーズ 第7番 変イ長調 「幻想」(守永)

ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 ニ短調 作品42(樋口) リスト:巡礼の年 第1年「スイス」S.160 R.10 より第9曲「ジュネーヴの鐘」(守永) リスト:超絶技巧練習曲 S.139 R.2b より 第7番 「英雄」(守永) グノー=リスト:歌劇「ファウスト」のワルツ S.407 R.166(樋口) (難曲ばかりだ〜〜!)  

樋口さんも守永さんも、同級生で同じ先生のもと勉強していらっしゃるようですが、それぞれの個性が引き立っていました。 守永さんの演奏で印象的だったのは

ショパンのポロネーズ 第7番 変イ長調 「幻想」 幻想的な響きのなかに、寄せては返す波のようなロマンティックな感情表現が見事に表現されておりました。 守永さんはたっぷりと歌い上げるピアノの音が魅力的です。

樋口さんは音が非常に美しく… 気品、音の美しさ、どこをとっても模範のような、透明感溢れる端整な演奏が光りました。 ラフマニノフでは迫力満点! 一気にエネルギーを集中させ、解き放たれるように音が鳴り響きました。

アンコールは連弾で フォーレ:組曲「ドリー」より第4番 キティ・ワルツ 最後のお二人で共演が会場をホッコリさせましたね!

「ホッコリ」と言えば… 今回新たな取り組みとして 休憩中にコーヒーとお茶菓子をお出ししました♪

寒くなってきましたので、コンサートの合間にホッと一息ついていただきたいというスタッフたちの想いから、急遽準備。

いつもよりちょっと贅沢なコンサートの時間となったようです。 反響によってはこちらのサービスですが、続けさせていただきたいと思います。 がっつりのソロのコンサートも良いですが、 ジョイントコンサートや連弾、アンサンブルではソロでは味わえない演奏家同士の掛け合いの面白さや親しみやすさなどが魅力です。

樋口さん、守永さんはまだまだお若く、これからが楽しみな演奏家さんたちです! 本当に日本には素晴らしい若手演奏家さんがたくさんいらっしゃることに毎回驚かされるのです。

当サロンでは今後とも、才能溢れる若手演奏家を中心にした"本物の音楽"をお届けできる場として、 また、彼ら、彼女らとコミュニケーションできる場として、 日々の疲れを癒し、安らぎを得ることができる場として、 皆様のご期待に沿っていくことができるよう、誠心誠意取り組んでまいります。 

改めまして、私たちのミッションもご一読いただければ幸いです。 →http://mitakesayaka.com/mission

毎回のコンサートに、想いは強くなるばかり。

Sayaka.